Axiom社は、欧州はフランスとスペインで7500頭、カナダで1200頭、中国で5000頭、韓国で500頭を保有しています。中国に多く投資しているようです。選抜基準を明確にウエブで公表していました。 　雄系の種豚は6ラインのうち、デュロックの選抜基準は、屠体歩留まり成績55...

Pig Progressのニュース4月19日号で知りました。ウクライナは人口4000万人で、550万頭の豚を飼養していたそうです。食肉消費の34％がポークだそうです。 ウクライナ養豚生産者協会（AUPP）会長（下の写真）の話で、ウクライナは24地区のうち、5地区がロシアに占...

身体の脂肪やタンパク質の量が繁殖成績に影響するという仮説がありました。ボディコンが大切ということで、今でも農場では母豚のボディコンは重要視されています。しかし、米国ミネソタ大学での研究では、ボディコンという母豚の身体の成分だけでは、繁殖成績の直接の原因と特定することができま...

米国養豚農場の生産スタッフの退職率の平均は20-30％で、それほど多くはないのですが、100％を超えるような退職率がある農場もあるようです。離職割合は正規従業員の離職数÷正規従業員の数です。米国のミネソタ大学で開催されたリーマン学会2021年で、米国オハイオ州2社11繁殖農...

米国カンサス州立大学の飼料安全チームによる豚デルタコロナウイルス病 (PDCoV) 発生と飼料の関係の調査報告です。なお豚デルタコロナウイルス病は豚の疾病で、人には感染しません。 2020年11月9-11日に同じ生産システムに所属する3つの繁殖-離乳農場で、妊娠豚舎で下痢の...

米国大手種豚会社が実施している育種ピラミッドと多数の生産農場からのデータ収集そしてその遺伝改良への活用です。 　ピラミッドは4つの階層からなり、頂点の中核農場での雄系と雌系の原原種豚（Great grand-parents）を飼育し2階層目農場に送り、2階層目の原種豚増殖農...

「Pig Progress 2月24日号」www.pigprogress.netによれば、中国へ種豚を輸出して種豚ビジネスを展開しているのは6社、Axiom (仏), PIC (英), Choice Genetics (仏), DanBred (デンマーク),...

カナダのメープルリーフフーズ社（MLF）が改良したコンピューターで制御する個別給与で群飼する方法。RFIDを耳標を全母豚に装着し、専用給餌ステーションで個別給餌を可能にしています。この方式は従来から、豚間の攻撃行動、特に外陰部への攻撃行動が問題とされていました。さらに離乳後...

農水省が野生イノシシの豚熱の感染状況のマップを発表しました（下にアドレス有り）。経年変化も図で見れるので、全国に野生イノシシ感染の拡散が見つかっているのがわかります。2018年9月に豚の伝染病である豚熱は岐阜県から始まり、終息しません。野生イノシシでの感染の発見は、北は宮城...

米国カンサス州立大学 (KSU) の栄養ガイドの「栄養の経済性評価法」を紹介します。 (Economics in Swine Nutrition： https://www.asi.k-state.edu/research-and-extension/swine/swinen...

2021年12月の三重県開催の産業衛生学会での特別講演で、中部国際空港㈱犬塚力社長の講演を聞きました。衛生学会だったこともあり、資金繰りなどについては触れませんでした。最も大変だったことは、コロナ感染予防のガイドラインがなく、手探りで状態で始めたことと、在宅勤務・在籍出向な...

米国カンサス州立大学（KSU）のウエブサイトの人気部門が、「計算ツール Calculator and Tools 」です。そこに肉豚用の必要リジン％の計算式があります。リジンはただ添加するのでなく、性別と体重別の飼料のカロリーとの比率で示してありました。そしてKSUの推薦比...

メープルリーフフーズ社（MLF）はカナダ最大の生産・食肉会社です。1980年以来、日本にもチルドポークを輸出しています。動物福祉と減または無抗生剤の先進的な生産を実施していることで有名です。 同社のホームページ（HP）で3つの法式を紹介しています。その3つは、ストール個室飼...

下仁田ミート㈱の上原正会長の「下仁田ミート60年の歴史」についての講演を聞きました。同社は平均年齢31歳の5人の農家後継者が、1961年に公務員並みの給料や休日が欲しいとして、任意組合として出発し、養豚の協業経営を選択し、豚の生産と肉の加工・直売を目指しました。オーナー社長...

国連FAOのweb-siteで、2018から2020年に発生した農場の豚（□赤）とイノシシ（△赤）の事例が地図付きで掲載されていました。日本列島はアフリカ豚熱の事例に取り囲まれています。韓国のイノシシと中国東北部のイノシシでの発生例が一番近いです。...

仏では約25％の肥育雄豚は去勢なしで出荷されていて、年末までに30％になるだろうと言われているそうです。2022年1月から麻酔なしでの去勢禁止と発表されました。生産者としては3つのオプション：1）は免疫去勢法、2）雄豚として出荷、3）鎮痛薬での局所麻酔を使用しての去勢です。...

1993年からの2020年までの母豚死亡率が、4％から15％へ上がっています。その理由として、ある米国獣医師は以下の理由を教えてくれました。 • 子宮脱での安楽死が増加 • 妊娠豚ストールからグループ飼育が増加、死亡はグループ飼育に多い •...