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生産コスト世界最強は

  • koket001
  • 9月7日
  • 読了時間: 2分

更新日:9月17日

 オランダInterPigから2023年の比較データが発表されました。1ユーロ=170円で計算しています。国際比較を始めた10年前には、1ユーロ=120円でした。

 ブラジルが圧倒的に強い。ここ数年で急速に生産量が増えています。養豚ブームが起こっているようです。中国への輸出もスペインが40%減少し、ブラジルが激増しています。日本にも来ると思われます。

 米国は生産コストでの国際競争力を常に意識してきました。しかし、ブラジルには勝てなくなったようです。今後はブラジルが世界をリードするのか。

 ブラジルの強さは、PRRSや豚熱などの病気がないことと、労賃・施設費が安い、飼料が米国よりも安いことです。とくに新興のブラジル中央部は強い。

 欧州はスペインを除けば衰退しつつあります。ドイツとオランダで母豚減少し、スペインが増加しています。スペインは英国への輸出を増やしています。スペインは欧州養豚の中心です。スペインの豚肉輸出は中国からベトナムとフィリピンにシフトしています。

 欧州は福祉規制と環境規制で各国の生産コストが高くなりました。規制が過ぎるとコストに跳ね返ります。

 ユーロも高くなりました。つまり円安の今は、日本の生産コストが相対的に下がっているのです。日本の中核農場の生産コストは1頭4万円弱でしょうか。日本の先進農場はもっと低い。現在のドイツやフランスなら、もう少し下げれれば、日本も国際競争できそう。円安でアジアへの豚肉輸出も夢でないかも。詳しくは経営ページの生産コストの国際比較で。


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