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連鎖球菌症

  • koket001
  • 10月18日
  • 読了時間: 1分

 繁殖農場では連鎖球菌症の発生は、大きな問題です。離乳豚の死亡が増加することと、抗生剤の使用が大幅に増えるからです(欧州例:離乳豚で使用される3割がこの病気)。そして完全排除が難しい細菌です。また米国でも豚の連鎖球菌の農場での大発生がたびたび報告されています。


 豚の連鎖球菌症は人畜共通の感染症です。日本のメディアでは人食いバクテリアとして取り上げられています。しかし人の連鎖球菌は豚のものとはタイプが違います。


症状:主に哺乳中子豚と離乳子豚、41℃以上の高熱、敗血症、突然死、神経症状や遊泳運動、関節膨大から四肢障害、呼吸器症状も。菌は皮膚に定着するので、へそ、皮膚の外傷、膝の外傷、尾きり、耳刻、歯きりでも起こります。


治療法、発生した場合は早く抗生剤(ペニシリン・アンピシリンなど)を。しかしテトラサイクリン類には抵抗性がでやすい。


コントロール:特別に効果的な方法ない。オールイン・オールアウト生産で、年齢別グループで飼育、空白期間でのそうじ・水洗・消毒・完全乾燥を。

詳しくは健康ページの細菌タブで。写真はミネソタ大学図書館から。写真は神経症状です。


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