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豚繁殖・呼吸障害症候群PRRS

  • koket001
  • 2024年5月29日
  • 読了時間: 1分

更新日:2024年6月14日

PRRSの復習です。母豚の分娩率低下と流産と早産多発、死産子豚の増加、哺乳中子豚死亡率増加。離乳子豚には呼吸器症状と発育遅延、混合感染で重篤に。雄豚では精液の質が低下。

 コントロールの第一ステップは、母豚農場から始めるべきで、目的は離乳豚バッチがPRRS陰性で連続して生産できるようになること。米国ではまず農場のPRRSの状態を3つから評価:a)陰性、b)感染中(ウイルスが母豚と離乳豚で検出)、c)感染したが今は安定(抗体はあるが、母豚にも離乳豚にもウイルスはいない)。

 繁殖群のPRRS安定化つまり高いレベルの群免疫確立は、A)ワクチン接種、B)意図的な農場の全部の豚へのウイルス感染、C)導入若雌種豚群への積極的なウイルス馴致、D)6-10か月間の群閉鎖、E)AからDの組み合わせ、によって行う。

 農場によっては全淘汰と陰性種豚再導入が経済的に会う場合もあり、200日以上の群閉鎖 が適する場合もある。なお種豚会社はPRRS陰性種豚を販売している。

 PRRS発症豚への特別な治療法はないので、米国では発熱している豚には非ステロイド性抗炎症が主に投与されている。詳しくは健康ページのウイルスのタブで; 届出伝染病。写真は家畜疾病図鑑webから

www.naro.affrc.go.jp/org/niah/disease_dictionary/todoke/t47.html


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