膣・子宮脱の遺伝率22％

　リーマン学会2023年で発表されました。米国トピッグス社(Topigs Norsvin) の同社販売の繁殖雌豚16,434 頭の10年間の死亡豚データの、同社Jenelle Dunkelbergerとアイオワ州立大学の研究者による分析です。

　7.8％（1284頭）が膣・子宮脱での死亡・安楽死でした。遺伝率22％（中程度）と推定されました。つまり遺伝で改善できるのです。自社の豚の膣・子宮脱の遺伝率を発表した米国トピッグス社は勇気ありますね。

　なおリスク因子である分娩前の痩せすぎの雌豚（キャリパー測定による）や膣部膨張スコアが1または2のものは膣・子宮脱になりやすいことも発表されています。管理も大切です。なお写真は美しいバラの花です。