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暑熱の繁殖への悪影響

  • koket001
  • 8月17日
  • 読了時間: 1分

更新日:8月27日

欧州からの暑熱関連ニュースが連続しています。気候が変わって向こうもまだまだ暑いようです。繁殖への悪影響は以下。

  • 熱ストレスは排卵と卵の質、子宮の環境と着床に影響を与え、産子数を減少させます。

  • 体温が40℃を超えると、卵胞が損傷し、卵細胞の生存率が低下します。

  • 妊娠35日齢以前の熱ストレスは受精卵の生存率を下げます。子宮血管収縮と胎子内の血流減少を引き起こし、胎子の低酸素症や子宮内死亡につながります。

  • 胎盤は大きくなりますが、胎子の成長が遅れます。

  • 離乳子豚数を減少させます。

  • 母豚の母乳生産が減少します。飼料摂取量が減少するからです。

  • 脳ホルモン異常で発情周期が不安定化し、無発情、鈍性発情、排卵不全を起こします。

  • 気候変動による熱ストレスの繁殖への悪影響を緩和のために、断熱材の設置と冷却システム設置が有効です。

栄養ページの「夏場対策」、繁殖ページの実践繁殖タブ「熱ストレス」と繁殖2タブの「ヒートストレスと繁殖」、断熱材の設置と冷却システム設置で、施設ページの「夏対策」も参考に。


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