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マイコプラズマ性肺炎

  • koket001
  • 2024年6月24日
  • 読了時間: 1分

更新日:2024年7月5日

米国では農場からの排除すべきといわれています。復習しておきましょう。呼吸器症状、乾性のセキ、肥育成績とくに飼料効率が悪化。2-3週齢で起こり始め主に3-6ヵ月齢で発症。成長が遅れ飼料要求率が悪化するので経営的に大問題。PRRSまたはインフルエンザが常在している農場では、さらに経営的な大きな問題となる。

 Control: 抗生剤で静圧する方法は、中長期的には費用対効果がよくない。ワクチンは死亡を減らし肥育性成績低下への効果あり、しかしワクチン接種だけは本病気が入ってくることと、感染伝搬を防げない。根絶には A) 全淘汰とマイコプラズマ陰性豚再導入(depopulation-repopulation)、B) 早期離乳・子豚別飼育法(SEW)、C) 6-7ヵ月群閉鎖法、D)スイス方式などがある。しかし、この病気の陰性状態の維持は困難。なおスイス方式では根絶に成功。B)の早期離乳・子豚別飼育法(SEW)はオールインン・オールアウトによる年齢群別飼育を組み合わせることで静圧できる。詳しくは健康ページの「農場から病原体を排除する方法」と細菌・マイコ等のタブで。写真はAASV米国養豚獣医学会のサイトから。


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